古紙の利用を高めていく取り組みは大切ですが、一方、古紙だけでは紙を循環させていくことはできず、バージンパルプの投入が必要になります。そのバージンパルプが環境に配慮され、持続可能であることが大切です。
中でも、高い品質が求められる印刷用紙は、バージンパルプの役割が大きく、古紙パルプの利用率は27%に留まっており、7割以上がバージンパルプです。
環境に配慮した森林資源の利用の取り組みとして、森林認証という仕組みがあります。
森林認証は、環境や社会に配慮し、持続的な森林経営が営まれている森林を認証(FM認証)し、その後の伐採会社、製紙会社、印刷会社など、各過程ともに認証(COC認証)を取得している会社により運用することで、認証をつなぐ強固なものです。
FSCはその代表的なもので、FSC製品には、認証事業者のIDの入ったマークが表示されます。
これまでFSC森林認証紙といえば、環境報告書、CSRレポート、会社案内など、環境への配慮が注目されるごく一部の印刷物への使用がほとんどでしたが、ここにきて、チラシやパンフレットなど、広告宣伝用印刷物にも広がっています。
中でも驚いたのがケンタッキーフライドチキンのチラシで、切り取ってクーポンチケットにもなる、いわゆる普通のチラシですが、一番下にFSCマーク、大豆油インキマーク、チームマイナス6%のマークなど、環境配慮をまとめて掲載しています。
営業メリットだけを考えれば少しでも宣伝を多くしたいところでしょうが、環境アピールにこれだけのスペースをとっているのは異例でしょう。すばらしい取り組みだと思います。
その他にも、交通機関の情報誌や不動産のお知らせなど、色々な場面で目にするようになってきました。
まだまだ一般的な認知度は低いと思いますが、これからの森林認証紙の広がりに期待します。
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